kojounomon

kojounomon page 5/8

電子ブックを開く

このページは kojounomon の電子ブックに掲載されている5ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
上田高等学校同窓会報この4月から上田高校に校長として赴任致しました若林昌二と申します。昭和48年卒業の同窓生(71期生)でございまして、平成17年、18年には母校で教頭を務めさせて頂きました。どうぞよろしくお....

上田高等学校同窓会報この4月から上田高校に校長として赴任致しました若林昌二と申します。昭和48年卒業の同窓生(71期生)でございまして、平成17年、18年には母校で教頭を務めさせて頂きました。どうぞよろしくお願い致します。日頃より、同窓生の皆様方におかれましては、母校に対しまして、物心両面に亘る厚いご支援ご協力を賜り誠に有り難うございます。今年も、古城の門には観光客の皆さんが沢山いらっしゃって写真を撮ったり、写生をしたりしていかれます。歴史的遺産を引き継ぎ、緑濃い素晴らしい環境で教育活動を行えることをとても有り難く感じております。新年度になり数ヶ月が経ちましたが、例年と同じく活気のあるスタートとなりました。授業時間は本年度より55分×6時限を実施し、集中力のある授業内容と授業コマ数の増加で、学力の向上を目指しております。高校生の進路に関わる状況は、進路実現や受験を捉える意識の二極化の中で、難関大学への進学意識は静かな中にもますます熱を帯びています。高校時代の生きる姿勢が、その後の人生を大きく方向づけることになりますので、生徒達には高い目標を掲げ、努力して実現を果たすよう働きかけております。実質的にも文武両道を目指す生徒が多い上田高校ですが、この恵まれた環境の中で切磋琢磨して大きく成長していってくれることを願っています。同窓生の皆様方には、様々な機会に大変お世話になりますが、今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(5)平成25年8月1日着任にあたって―学力の向上を目指して―学校長若林昌二立第二中学校の改築工事に先駆けて、上田市教育委員会が同校グランドの試掘調査を行ったところ、グランドを横切るかたちで「空から堀ほり跡」が確認されました。空堀とは水のそうなってくると、『井戸と井戸』ではないまでも、緊急連絡通路は確かに存在したという歴史的真実が証明される日も近いのかもしれません。本格的発掘作業は8月から始まる若手の登竜門と呼ばれる「ぴあフィルムフェスティバルアワード2012」で、応募522作品中グランプリを受賞した『くじらのまち』。受賞を皮切りに、ベルリン国際映画祭をはじめ数々の国際映画祭で上映され、好評を得ています。この輝かしい功績を成し遂げたのが、監督の鶴岡慧けい子こさん(105期・東京藝術大学大学院映像研究科在学中)です。「幼い頃は子ども向けの映画を観て楽しむ普通の子どもだった」と話す慧子さん。高校時代は演劇班と美術班(映画班がなかったため…)に所属し、仲間と狭い班室でぎゅうぎゅうになりながら脚本を読み、他愛のないおしゃべりに花を咲かせたそうです。大学では、映画を学問として学び、映画観が一変しました。『くじらのまち』は大学の卒業制作です。スタッフ・キャストは全員が大学生。だからこそ、自分たちのつくりたいものを自由につくれたことが作品の強みではないかと彼女は振り返ります。受賞後の作品づくりに大きな変化はありませんが、特に「人に作品を観てもらうことの大切さ」を実感し、人とのつながりに感謝し、自分なりの形で恩返ししていきたいと強く心に誓ったそうです。最後に、今の彼女を最もワクワクさせることは何かと聞いてみました。「映画を観ることです。仲間の作品を観るのもワクワクします」。映画漬けの生活はまだまだ続きそうです。この春、本校サッカー班2年加藤克すぐる君がU 17サッカー日本代表FWとして海外遠征に招集された。有力なJユース選手が多数いる中でエース背番号10を任され、U 18ラオス代表から先制点を含めてハットトリックを達成し勝利に貢献。長野県出身の未来の代表候補としてメディアに取り上げられご存じの方も多いはず。幼稚園からサッカーを始め、小学校・中学校と上田ジェンシャンで活躍。多才な技術と巧みなキープ力が持ち味で、得点能力も高い。文武両道を目指し本校に入学してから、すぐにレギュラーとして起用され、北信越プリンスリーグや高校総体にフル出場。昨年の国体少年男子長野県代表にも選抜され、激戦を征して「ぎふ清流国体」への出場切符を勝ち取った。この活躍が認められ今回の招集につながっている。加藤君自身は至って冷静で「自分個人のことはあまり考えない。上田高校サッカー班の一員として全国高校サッカー選手権大会に出場したい」と抱負を語る。本校サッカー班は7年ぶりの全国大会出場をめざし、今日も第2グランドで練習している。同班OBである父親の加藤教二(78期)さんもインターハイ出場経験があり、親子2代での全国大会出場に闘志を燃やしている。「目標は全国大会ベスト16」六文銭を配した青いユニフォームが国立競技場で躍動する姿が見られることを期待したい。