えっ!もう休刊ですか、Prost!

昭文社さんが発行していた男の料理本「Prost」が休刊になったそうです。

実はこの本の撮影を当社カメラマンが契約していたのですが、残念な話です。


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今、出版業はかなり厳しい時代と言われています。

世の中には、数知れず多くの出版物があります。これが例えば月間となると
毎月売れなくては発刊を維持できないんです。(あたりまえですが)
これって大変なことなんです。

長野県エリアの情報誌も出ては消えていく状態・・・

出版物の多くは広告掲載で利益を出します。
だから、広告掲載がとれなければ維持が出来ない訳です。

広告主側から考えれば

50万円の広告費で見込客がどれだけ獲得できるんだ!

例えばこんな感じの考えを持っています。

広告の効果が得られなければ、その出版物の価値も低くなってしまいます。
だから第一に本が売れることです。

多くの出版物の編集者は、内容を重視した熱意のある方が、関わっていることが多いです。
その真剣さは、凄いです。写真にこだわる方や、記事の視点が先を読めている方など!

そんな方たちが作り上げた出版物なのに、広告が集まらないから売れない。

なんだろう・・・「作り手」と「広告主」と「読者」の距離が微妙に遠ざかっている気がします。

「デザインが良ければいい」、「内容が良ければいい」などの時代が終わり
もっと「人」をコントロールする考え方が成功しているようです。

その点、デアゴスティーニという会社は、その出版業界の中で売上を伸ばしています。
デアゴスティーニはひとつのテーマに対して全号を購入することにより、そのコレクトが
揃う仕組みになっています。

例えば、ミニチュアのフェラリーの部品が付録に付いていて、全号を購入すると「完成」する
など、かなりターゲットを絞った内容です。

しかし、フェラーリーのファンは目的が、「完成させるミニチュアフェラーリー」なわけですから
全号を購入する可能性が高い。

子供向け、シニア向けなど、さまざまな企画が打ち出され、今出版業界でも一目をおかれて
いるそうです。(読み物的な要素が低いので特別なタイプの出版物ですけどね)


物事の真価が問われる時代です。

特にビジネスでは、それらの持つ「効果」を求めら得ています。
「絶対に売れる」、「絶対に痩せる」、「絶対に人気がでる」とか言い切れれば良いのですが、
正直、そこまで確信をもったことを出来る会社は少ないと思います。

なぜならば、「どうなるか?(ソフト面)」は、プランニングが必要です。プランニングはモノやヒトの
ひとつひとつに対して深く理解していかなければ、さまざまな価値観を満足させることは出来な
いからです。

価値観を満足させる方法とは?


まずは、相手の価値観を理解できる能力を高めていくことからでしょうか・・・


※KY(空気が読めない)という言葉がちょっと前に若者たちの間で流行っていましたが、
ビジネスでは重要なポイントだと思うんですよね~


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このページは、間島 賢一が2008年10月17日 18:49に書いたブログ記事です。

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