抽象画を書く人。

ピカソを代表する抽象画ってありますよね。

その抽象画について作家の方とお話をしたのですが、ある絵画が好きな
企業社長と、この作家さんが抽象画の解釈について言い合いがあったそ
うです。

この企業社長は絵画が大好きで、いろんな絵画を購入したり鑑賞したり
しているそうです。そんな時、この作家さんと「抽象画」について会話をした
ところこの社長さんが

抽象画は具象画(描写がリアル)が描けなければダメだ!

こんな意見を言ったそうです。
それに対して作家さんの意見は

具象画が出来なければほかのアートを描けないなんて間違っている!
どこかの美術大学で学んだから作品がすごいとかでなく、もっとアートと
は自由なはず、そんな解釈では小学校の子どもたちが描いた絵を素敵
と思うことや、アートに興味を持った人があきらめてしまう。

こんな感じに

確かに作家さんの言うことはそうだと思います。
私たちのようなデザイン業界でもデザイン学校を出たからスゴイとかでは
なくデザインが好きか嫌いかの方が重要な気がします。

何かエリートの道を歩いていなければ立派な人ではないという日本的な
見方が、これから輝く小さな光を消してしまいがちなのかもしれませんね。


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コメント(2)

たぶん、その社長さんは、基礎がしっかり出来ていないとダメなんだよ、という事をおっしゃりたかったのでしょうね。一方で、作家さんのおっしゃることも充分理解できます。
とにかくこの職業、「好き」であることがイチバンですね。常々そう思います。

銭沢さん

「好き」であることは大切ですね。
あと、「相手や物事に対して想うこと」も大切だと最近感じます。

ネットの利用が増えてホームページを活用する企業が増えてきました。
スタッフブログをみんなで書きましょう!なんて提案すると、普段のお客様に
対する気持ちや仕事への関心が、良いも悪いも文面に現れたりしてしまいます。

ビジネスや仕事の中でお金、道具、規模・・・などいろいろ重要なことがありますが
商売を成功させるには、まず人や物事に関心をもつことが出来なければならない
と思うんですよね~


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このページは、間島 賢一が2009年6月13日 10:51に書いたブログ記事です。

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