草木染め。

当社のホームページからの問合せがきっかけで、東御市で草木染めの工房をして
いるアトリエアイズカンパニーの石井さんと出会いました。

草木染め!?僕のカテゴリにまったくなかったジャンルのため、いったどんなモノな
のか分からずのまま、お伺いしました。

工房は色鮮やかな毛糸玉が壁にずらりと並んだ小さいけど素敵な工房で、色素を
抽出するための鍋?が数個ならんでいました。

     


相談内容はホームページ作成、まずはいつものことながら草木染めについて沢山
お話を聞くことに・・・

石井さんはもともと大阪の方で、こちらに越してきた方でした。
自然がとても好きで、信州人より信州の自然の良さを体で理解していると思うほど
その良さをお話してくれました。

草木染めとは、その名のとおり草木の色素でウール、シルク、コットン、リネンなどの
天然繊維を染めます。特にこのアトリエアイズカンパニーでは、地元の草木をできる
だけ使用して染めます。(例えば東御市で有名や胡桃など)

何だか染める素材からストーリーがあって素敵だと思いませんか?

そんな草木染めでつくった毛糸などを使用してここでは週に一回、「手編み教室」も
開催しています。先生は東御市在住の長尾ふさ子先生、ブラザー文化編み物学院
師範科を卒業し、NHK文化センター講師など30年にわたり講師として活動された方
です。

東京では手編みカフェなるお店もあるようですが、ここ信州では昔よくプレゼントでも
らったと40代以上の昔話になりがちですが、「手編み」、、、くると思います!!

     

人と人の繋がり、生活の考え方、モノの価値の変化・・・時代とともに生活者の
考えかたが正しく変わってきているのは多くの人が何となく感じていると思います。

きっと、40代以上の方で当時付き合っていた彼女からもらったマフラーを今も捨てる
には心苦しく、タンスの奥にしまってある方も多いのではないでしょうか?

量販店で買った格安衣料と比べれば、そのモノの価値の違いって分かりやすいで
すよね?しかも草木で染められたというストーリーまであるなんて!

モノの価値をあらためて学ばせていただいたお仕事でした。
石井さんこれからもよろしくお願いします!


アトリエアイズカンパニー公式サイト → http://www.i-kusakizome.com/


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このページは、間島 賢一が2011年5月30日 19:46に書いたブログ記事です。

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