行きつけの洋食屋さんで。

週末に行きつけの洋食屋さんで最近の売り上げの状況をお話しました。

やはり外食をする人が減少しているのは予想どうりでした。
ランチタイムサービスを行っても月曜日や金曜日が休みになっている
製造業の方が多いのであまり大きな効果がないようです。

そのお店では、PTAの方々に声をかけたり、店でコンパ企画をして若者たちに
利用してもらおうと考え方をシフトしています。
小さな洋食屋さんは、TPOなんて言ってられません(このフレーズ古い!?)


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お店のマスターとそんな話をしながら気がついたことがあります。
それは、「創作料理」という名で売り出したお店が多く失敗していることでした。
(地元ではね)

きっと何が名物料理なのか位置づかなく、私たちの記憶に残らないからでしょうか。

長年営業しているお店には、「名物料理」があります。
また、「○○を食べるならあの店!」というような認識もあります。

「創作料理が食べたい」というフレーズが生活者には無い・・・ですよね。
どちらかというとこれは、提供者寄りの表現です。

これからは、「おいしいパスタ」、「あっさりラーメン」、「じっくり煮込んだカレー」など
直接的な表現やPR、もちろんそれをメインとした店舗展開をした方が、お客様に
選ばれるような気がします。

その他に最近多いクーポン券の効果についても聞いてみました。



フリーペーパーや雑誌などクーポン券がついた印刷物ってあちこちにありますよね?

1000円食べたらワンドリンクサービス!とかお得なモノが沢山あります。
このお店もそんなクーポン雑誌2社に広告を載せています。年間で50万円ぐらいの
掲載費です。

では、どんな人がそのクーポンを利用するか?を訪ねると

1000円でワンドリンクサービスだから、1000円の商品しか選ばないそうです。
お店の思惑は、ワンドリンクサービスだから、もう少し高い料理を食べてもらいたい
のですが、それに反してお客さんは、出来るだけ費用をかけないようにシビアに
クーポン券を利用しているそうです。

そんなお客さんは、なかなかリピータになってくれません。
その結果、年間50万円の広告費用が逆にマイナスの売上になっているわけです。


クーポンを使うことがいけないってことではなく、クーポンの内容に戦術が無い
気がします。

ただ安くてお得になるクーポンの内容だと、それ目当てだけで終わってしまう。
ならばお店にとって良くなることを編集してクーポンにすればいい!

例えば、

・すべての商品に共通の割引ではなく、人気商品単品の割引にして仕入れの
バランスを整える

・店舗が暇な曜日や時間帯の限定にして客足のバランスを整える

・お得に感じてしまう編集する(あまり詳しく書くと良くないのでこの程度で)

など

世の中は、こんな経済状況なので少しでも得をしようとクーポン券などの利用は
さらに多くなる気がします。

だからチャンス!それを使ったアイディアが繁盛になる「鍵」なんです。


マスターと夜遅くまで、こんな話で盛り上がり、パスタ、ピザ、ビーフステーキ・・・
自分、絶対に東京マラソン参加不可だな。


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このページは、間島 賢一が2009年4月21日 08:53に書いたブログ記事です。

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