CMS(Content Management System)

最近のホームページデザインの基本は、CMS(Content Management System)
が殆どです。CMSとは、簡単に言うとページの更新や公開などの管理がとても
簡単にできるシステムのことです。ブログでホームページをつくると言ったら分かり
易いかもしれません。

どんな業種の案件でも、まずこのCMSを提案します。
私の場合は、ムーバブルタイプという商品です。

実際にこれでホームページを構築すると、とても更新が簡単で使いやすいです。
日時指定で記事を保存して自動的にイベント情報を正確な日時で自動公開したり
トップページにさまざまなカテゴリの更新情報を自動表記させ、いつも変化のある
トップページ構成をつくることも出来ます。

しかし、根本的にクライアントが更新頻度を高くする意志がなければ、まったく意味が
ないです。現実にお金をかけたと思うCMSで構築されたホームページがまったく更新
されていない状態を沢山見かけます。

これは、そもそも提案するHP制作業者が悪いと思います。
システマチックなことばかりの知識で固めると、どうしても最新の機能を提案してしま
います。車は走ればいいと思っているお年寄りにスポーツカーを提案しているのと
同じ事です。

もしかしたら、「ホームページはつくらない方がいいですよ」と伝える必要がある案件
も実際あると思います。

金になるなら何でも高機能にして売っちゃえ!と業務を勘違いしている業者は未だに
多いです。

必要なのは、クライアントが販売に関して情熱があるかの観察と、それが低ければや
る気にさせる立役者に業者がなることです。
それでもだめならお仕事を断ることも責任感のある決断だと思います。

クライアントの社員が自らチラシを手配りする意欲があれば、ホームページでもとても
良い進化をするはずです。

成功の鍵は、システムではなく「人」なんですよね。

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このブログ記事について

このページは、間島 賢一が2009年7月14日 17:04に書いたブログ記事です。

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